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よくわかる!フィン選び futures(フューチャー)

サーフボードに合ったfutures(フューチャー)フィンの選び方をわかりやすく徹底解説。

ボードの特徴、波のサイズやコンディション、自分の体重やサーフスタイルに合わせてフィンを選択することはサーフィンには重要なことですね。数あるフィンの中からどんなフィンを選べば良いかを詳しく解説!

FLEX

「フレックス」って何? 硬さ・しなり

フィンの素材による硬さ、柔らかさの度合いをフレックス性と呼びます。このフレックスの違いによりドライブ性などに大きな影響を与えます。

硬めのフィン

  • 基本的にフレックスが硬めの素材のフィンはホールド力・駆動性があります
  • 敏感に反応しますのででクイックなターンに優れています
  • 反面、ドライブの効いたターンが難しくなるというデメリットがあります
  • パワーのある波に向いています

柔らかいフィン

  • 柔らかくフレックス性のあるフィンはドライブの効いたターンが得意です
  • 反面、クイックな反応にもたつくというデメリットがあります
  • パワーのないブレイクでのボードコントロールに向いています

フィンのフレックス(F)は上の図を見ていただくとわかるように、柔らかいフィンは押すとしなります。これは素材の持つ性質が関係してきます。カーボン系のフィンは基本的に硬い素材とされていますね。

また、フレックス性はフィンの高さ(H)が影響してきます。高さが高ければフレックスが良く、逆に低ければフレックス性が低くなります。

SWEEP

「スイープ」って? 角度

フィンのスイープ(角度)の違いにより水と接する深さに変化が生じ、次のような特性が生まれます。

スイープが強い

  • スイープが強めのフィンは、粘りができ、伸びのあるターンが生まれます
  • ドライブさせたいようなときに合う。ドライブが効くとスピードも上がります
  • 長く弧を描くターンを可能にしてくれます
  • 台風スゥェルなど波のフェイスを大きく使いたいとき、リーフブレイクなど向きです

スイープがゆるい

  • 角度がゆるい立ったフィンは、水との抵抗が少なく回転性がよいです
  • 立ったフィンほど鋭角なターンが可能です
  • 小回りが利きタイトなターンが可能。リッピングしやすいです
  • 反応しやすいので掘れた波、シフトし易い波にも敏感に対応できる。ビーチブレイクに合います

AREA

「エリア」って何? 面積

フィンの総面積のことをエリアと呼びます。

面積が多い

  • フィンの面積が多ければ安定性・直進性がUPします
  • 初心者の方、特にテイクオフの練習をされる方は面積が多いフィンを選ぶことで安定性が高まり、 テイクオフがしやすくなります

面積が少ない

  • 面積が少なければ、回転性、機動性があがり、ルースな感覚を味わえます
  • 脚力が弱い方、女性の方などは、ワンサイズ小さいフィンを選ぶことでボードを動かしやすくなります

フィンは水に対する抵抗の役目をしています。体重の軽い人が大きすぎるフィンをセットしたらボードは動かしにくい。逆に、体重が重い人が小さめのフィンをつけたときはテールがスカスカとなりグラつきます。自分の体重にあった面積のフィンを選ぶことが必要です。

FCS・FCS2・フューチャーフィンはそれぞれ、体重を目安に適正サイズを提示しています。自分の体重に合ったサイズを選びましょう。

futures

futuresフィン サイズ表

サイズ 体重
X-SMALL 34kg~53kg カタログを見る
SMALL 48kg〜70kg カタログを見る
MEDIUM 65kg〜88kg カタログを見る
LARGE 80Kg以上 カタログを見る
BASE

「ベース」って?

フィンの付け根の幅をベースと呼びます。

ベースが長い

  • ベースが長いフィンほどボトムターンの際にパワーを発揮し、ドライブ性がUPします
  • ドライブ性があがりますので、スムーズに加速の伸びに繋がるといわれています

ベースが短い

  • ベースが短いほど、重さを感じず、回転性がよくなります。ルースな乗り味を楽しめます。
  • 反面、ドライブ性能は低減します。

DEPTH

「デプス」って? 高さ

ベースからティップ(フィンの頂点)までの高さををデプスと呼びます。デプス(高さ)・ベース(幅)・SWEEP(角度)によりエリア(面積)が決まってきます。最近では高さより、この総面積が、ライディングに重要な

デプス(高さ)・ベース(幅)・SWEEP(角度)によりエリア(面積)が決まってきます。最近では高さより、この総面積がフィンを考える上での重要な要素となっているようです。

FOIL FUTURE"

「フォイル」って何? Futures編 形状

フォイルはフィンの内側および外側の形状のことを表します。ここではFuturesのフォイルについて解説します。

通常サイドフィンの内側は直線的にデザインされています。フィンの内側を曲線的にすることにより水に対する抵抗が減り、スピード、揚力を高めることができと言われています。

フォイルは形状によって水の流れが変わることでフィンだけでなく、ボード全体に影響を与え、サーフィンの乗り味も変わってきます。

フラットフォイル

サイドフィンに付いているフィンフォイルです。外側に丸みがあり、フィンの内側が平面(フラット)な形状です。コントロール性・ホールド性に優れ。スピードよりもパワフルなサーフィンを好むライダーに最適です。

V フォイル

Vフォイルは飛行機の翼をモチーフにしたフォイルデザインを活用しています。フィンの内側に施されたFutures独自の形状により、フィンの後方で発生する乱れを最大限まで抑え、水をしっかりと捉えてボードを加速します。スピードが出やすく、レイル トゥ レイルがスムーズです。

V2 フォイル

V2フォイルは、Vフォイルとフラットフォイルのブレンドです。ベースからミドルエリアにかけて、ボードへ揚力を与える為のVフォイルを採用。水の流れがスムースにリリースされます。先端(テイップ)をフラットフォイルにする事によりしっかりと波のフェイスをホールドします。スピード+コントロールにバランスのとれたフィンが完成しました。

SUMMARY

まとめ フィンの選び方はこれだ!

最初はベーシックなフィンを試してみるのがよいでしょう!癖がなく反応性とドライブ感のバランスのとれたフィンを試してみる

安定したライディング+ドライブ感を求めるなら → ベース・エリアの広いフィン

伸びのあるターンを求めるなら → スイープの強いフィン

安定したライディング+テールが流れることなくしっかりリップにアプローチしたいらなら → 高さがある立ったフィン

回転性+ルース性を求めるなら → スイープの少ない立ったフィン

パドリングが重くパドルがしずらい → センターフィンをワンサイズ下のフィンを試してみる。テールの抜けがよくなりパドルリングが軽くなるのを感じられます。

テイクオフの調子がよくない → パワーのない波ではフレックスな柔らかいフィンを試してみる。パワーのある波では硬めのカーボン系のフィンを試してみる

アップスダウンで波を走っているとき重いと感じる → フィンが大きすぎることにより抵抗が発生しているかもしれません。硬めなフレックスで、ベースの広めで、エリアがすこし小さめを試してみる


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フィン王

サーフボードに合ったフィンの選び方は?人気のフィンシステムは?みんなが気になるFCS・FCS2・フューチャーフィンを一挙公開!フィンが変わればサーフィンが変わる、気分が変わる、楽しくなる!ぜひフィン選びの参考にしてみてください